自分の財産状況を把握しよう!
【提供:青山財産ネットワークス】
株式を譲渡すると対価として現金が手元に入ります。事業では多額の資金を動かしていても、個人で大きな金額を扱うのには慣れていないケースが多く、いざM&Aの対価が銀行口座に入ると、どうしたら良いのか分からない方もいらっしゃると思います。
我々は、よく分からないまま投資商品を購入したり、大きい買い物をしたり、判断を早まって失敗したという方を数多く見てきました。このような失敗は「財産状況を把握できていなかった」ことに起因するケースが多いです。
会社経営においては中長期や年間計画を立てられると思いますが、財産についても同様に計画が必要です。例えば運用をする場合「どの程度の成果を達成したいのか」「いくらの資金を運用に回すことが可能なのか」といった点です。このような計画を立てる上では前提条件=自身の財産状況をしっかりと把握することが重要であり、初めの一歩となります。
財産状況の把握の進め方(セルフチェックキットの活用)
財産状況の把握をするためのガイドとして「財産セルフチェックキット」を作成しました(会報誌Vol.1に同封)。セルフチェックキットを活用することで「①今後の収支」「②今の財産状況の整理」というフェーズに分けて整理が可能です。
まずは今後の生活に必要なお金を把握するために、今後の支出と収入を確認することをお勧めしています。豊かな生活のためには、どのくらいのお金が必要なのか、足りない場合は預貯金でカバーできるのか、または運用で賄う必要があるのかを知ることができます。
同時に、「●年後に自宅をリフォームしよう」や「●歳になったら老人ホームに入ろう」など、自分の今後のライフプランも思い浮かべることができるので、ご家族と一緒に将来について考えるきっかけにもなると思います。
今後の収支の次は現在の財産状況です。ご預金、有価証券、不動産など、保有している資産を金額も含めて整理をします。「ご自宅など不動産の価値はどれくらいなのか」、「万が一の時の相続税負担がいくらなのか」も概算額を出せるようになっていますが、ここで重要なのは「お金の色分け」をすることです。
①近い将来使うお金=預金で確保すべきお金
②万が一の時に支払うお金=流動性を考慮するお金
③使えるお金+増やす原資となるお金 =長期間の投資が可能なお金
に分類してみましょう。動かしてはいけないお金と、旅行や趣味などに使ったり、運用に回せるお金の色分けができるようになります。
財産の計画を立てて安心できる生活を
財産の状況を把握できたら、今後の財産の配分も考えてみて欲しいです。収支や財産状況が整理されたことで、「安定した収入が欲しい」、「相続対策したい」、「資産を分散して持ちたい」など、ご自身のニーズがより具体的になるはずです。資産運用の成否は大半が配分で決まるとも言われます。資産を守るためにも、リスク分散をしながら配分を検討しましょう。納得した上で財産の計画を立てることで安心感につながり、M&A後の人生をより豊かなものにするための趣味など他のことに注力できるはずです。
ネクストナビでは、 皆様が抱える財産に関する課題の解決策をプロの視点で検討し、一緒に問題解決、財産の計画策定のお手伝いをいたします。相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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