タイ・バンコク移住のススメ

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心友不動産代表取締役 北浦洋二

 タイは2023年10月1日時点で在留邦人が72,308人*と世界の中でも5番目に日本人が多く住む国で、観光だけでなく住みやすさという点でも人気の国の一つです。
 「微笑みの国」と呼ばれるタイですが、敬虔な仏教国であり礼儀を大切にし、多くの日系企業が古くから進出をしていることも相まって日本人にとっては馴染みやすい国なのかもしれません。
 今回はそんなタイについて、「なぜタイが選ばれるのか?」紹介いたします。もちろん魅力だけではなく注意点や気をつけるべきことにも触れていきますので、ぜひ最後までお読みください。

 タイは東南アジアに位置し、首都バンコクの年間平均気温は29度です。1年中半袖で過ごすことができるほど温暖であり、ゴルフやマリンアクティビティも盛んです。そのため、日本人の方でも冬の寒さを嫌い、冬はバンコクで過ごすという方も多いのが実情です。
 しかし、気候に関して言えば6月から10月のタイは雨季に当たります。ほぼ毎日と言っていいほど南国特有のスコールが降ります。ですが、このスコールも日本の梅雨と違い短時間で終わることが多いので、そこまで気にする必要はありません。

 首都バンコク中心地は世界でも有数な「渋滞がひどい都市」です。バンコクに行かれたことがある方はこの渋滞に悩まされた方が多いと思います。
 しかし、今やバンコクは東京以上に地下鉄や高架鉄道が走っています。バンコクの路線の多さは先進国にも負けず劣らずの本数となっています。渋滞がひどいのは確かですが、それ以上に電車が便利になり日本と同じく「駅近」という概念が生まれてきています。そして、利便性が向上して人が集まりやすいということはビジネスチャンスもまた生まれてくるわけです。

 意外と思われるかもしれませんが、バンコクの大きな病院は日本同様、高水準の医療が受けられます。日本の病院と提携している病院も多く、近隣国の富裕層向けに医療ツーリズムが盛んな国としても有名です。
 例を挙げるとバンコクとシラチャにある「サミティヴェート病院」では、日本語のサポートもしてくれるのでタイ在住の日本人でも安心して受診できます。
 そして、教育においても日本人学校での生徒数の多さは中国の上海の次に多い2,300人以上の生徒がいます(上海の日本人学校の生徒数は3,000人弱)。
 またせっかくタイに移住するとなれば、子供をインターナショナルスクールへ入学をご検討されることと思います。バンコクには150を超えるインターナショナルスクールがあり、様々な国籍の学生が通っています。その教育水準も高く、卒業後に日本の難関大学や欧米の大学に進学する学生も多くいます。

 海外移住を検討するにあたって、1番重要と言っても過言ではないのが「食」です。もちろん現地のタイ料理も非常に美味しく、種類も豊富ですが、日本人として生まれたからには、どうしても「日本食」が日々の生活で恋しくなると思いますが、タイにおいては毎日普通に日本食を食べることができます。吉野家、CoCo壱番屋、大戸屋など日本でもメジャーなチェーン店もあれば、ラーメン、寿司、居酒屋も数多くあります。日本食レストランだけでその数、なんと5,000店舗以上。タイに長年住んでいる方でも「日本と全く変わらない食生活」をしている方が多数いらっしゃいます。
 自炊する方であっても、日本の食材を売っているフジスーパー、イオン系列のマックスバリュー、日本でも大人気のドン・キホーテなどがあり、全く困らない状況ができていますので安心してください。

 そして、実際に移住するとなると必要になるのが住居です。こちらも日本以上と言っても良い住環境が提供されています。ほとんどのコンドミニアム(日本でいうマンション)にはプールとジムが併設されています。また賃貸を借りるとなっても家具・家電が完備された状態で貸し出されているので、スーツケース1つでその日から生活することができます。下記写真をご覧ください。これらの写真は全てバンコクにあるコンドミニアムの写真です。豪華なファシリティもついており、ゆったりと過ごすことができます。

 また、当然ながらバンコクのコンドミニアムを購入することもできます。バンコクには世界中から人が集まってきますので、希少性の高いブランド物件であれば高額でやり取りされていますし、管理の質も日本以上によく、非常に快適な生活をすることができます。
 そして公共交通機関が発達しているので、駅近物件、駅直結物件も増えてきました。今、バンコクはコンドミニアムだけではなく大型商業施設も数多くオープンしています。特に注目したいのはBTSプロンポン駅近くに2023年12月にオープンした「エムスフィア」です。IKEAや世界の有名チェーンを含む約300店舗が入っており、新しいランドマークになると思われますので、ぜひチェックしておきたいですね。

 タイの魅力はこれだけではありません。ビジネスとしても中間層が増えてきたタイにおいて、消費行動は日本人以上かもしれません。また法人税は20%、個人所得税も最大35%(累進課税)です。ぜひ「微笑みの国」のタイをご検討してみてはいかがでしょうか。

[注]
外務省「海外在留邦人数調査統計」https://www.mofa.go.jp/mofaj/fi les/100436737.pdf

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