アブダビ不動産市場の魅力

株式会社アエルワールド代表取締役/株式会社ネクストナビ相談員 大森健史
アブダビと聞くと、豪華なライフスタイルや石油王国のイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、アブダビの魅力はそれだけではありません。本記事では、アブダビの経済、不動産、そしてその魅力を具体的に掘り下げてご紹介します。
安定した経済基盤
−石油だけではない多角化戦略−
アブダビは、UAE(アラブ首長国連邦)の首都であり、経済の中心地です。その経済力を支えるのは、世界有数の石油埋蔵量。しかし、アブダビが特別なのは「石油だけに頼らない」点です。
政府は「アブダビ経済ビジョン2030」を掲げ、再生可能エネルギー、金融、テクノロジー、観光といった分野の成長を推進しています。
たとえば、アブダビのマスダールシティ(スマートシティ)は、世界でも最先端の持続可能な都市開発プロジェクトとして注目を集めています。未来志向の経済政策により、安定性と成長の両方を兼ね備えた投資環境を提供しています。
アブダビ概要
一世界で最も裕福な都市世界一
〈ADIAの役割と運用方針〉
ADIA(アブダビ投資庁)は、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ政府が保有する資産を運用するために設立された政府系投資機関です。アブダビの長期的な繁栄を確保するため、資本を慎重かつ持続的に成長させています。
ADIAの資産は、株式や債券、不動産、インフラ、プライベート・エクイティ(未公開株)など、多様な資産クラスに分散投資されています。この分散戦略により、世界中の市場環境に対応しつつ安定した成長を実現しています。
〈ADIAの運用規模と世界的な影響力〉
●1兆ドルを超える運用資産
ADIAはアブダビの他の政府系機関と合わせて約1兆7,000億ドルの資産を運用しており、世界の金融市場における巨大なプレイヤーです。
●運用資産の内訳
ADIAは、2023年に内部運用比率を64%(前年は55%)に引き上げました。また、プライベート・エクイティへの投資割合も10 ~15%から12 ~ 17%に増加しています。
●政府系ファンドの存在感
世界のトップ100の資産運用機関のうち、政府系ファンドが38.9%を占めています。アブダビは政府系ファンドにおいて、2024年10月時点で運用残高約1.7兆米ドルと首位です。アブダビに続くのは、オスロ、北京、シンガポール、リヤド、香港となります。これら6都市で世界のソブリンファンドの3分の2、つまり12.5兆ドルを占めています。ADIAのような政府系ファンドもグローバル経済で大きな役割を果たしています。
注目ポイント:AI とテクノロジーへの投資
近年、ADIA を含む世界のトップ20のアセット・オーナーは、人工知能(AI)や革新的なテクノロジーへの投資を強化しています。AI の重要性が高まる中、これらの投資は新たな成長分野を開拓する鍵となっています。

魅力的な不動産市場
アブダビの不動産市場は、投資家にとって大きなチャンスが広がる分野です。
その理由を詳しく見ていきましょう。
▶アブダビ不動産市場の動向
2024年第1四半期、アブダビの不動産市場は堅調な成長を続けています。以下は、主要な不動産価格動向の概要です。
全体的な不動産価格の上昇
アブダビ全体の不動産価格は前年同期比で7.53%増加。この成長は、経済の安定性や政府の投資促進政策が後押ししていると考えられます。
アパート価格の上昇
アパート価格は前年同期比で6.42%増となり、都市部の住宅需要が引き続き強いことを示しています。これは、アブダビへの移住者の増加や人口の増加が背景にあります。
ヴィラ価格の急上昇
特に注目すべきは、ヴィラ価格が前年同期比で12.97%増加した点です。ヴィラは、高所得層や家族向けの人気物件であり、ライフスタイル向上を求める需要がこの成長を牽引しているとみられます。
高い賃貸利回り
アブダビの一部地域では、賃貸利回りが6 ~ 8%に達する物件が多く、これらは世界的にも非常に魅力的です。特にビジネスエリアや観光地周辺では、安定した収益を見込めます。
外国人にも開かれた市場
最近の規制緩和により、外国人が所有権を持てるエリアが拡大しました。さらに、5年または10年の長期ビザ取得が可能で、不動産購入とセットで移住を検討する人々にも安心感を提供しています。

アブダビが選ばれる理由
アブダビの政府系ファンドの成功は、単なる金融の話にとどまりません。この都市は、安定したビジネス環境、戦略的な地理的条件、多様な産業基盤を持つ点で世界中の投資家から注目されています。
また、金融だけでなく文化や観光の面でも大きな魅力を持つアブダビは、経済の多様化を推進する都市として未来を見据えた発展を続けています。
ADIAは、アブダビの長期的な繁栄を支える世界最大級の政府系投資ファンドです。その運用規模や投資戦略、AIやテクノロジーへの注力は、グローバル経済におけるアブダビの存在感を高めています。アブダビが提供する安定性と成長性は、これからの時代においても多くの人々を魅了し続けるでしょう。
2023年健全な不動産市場世界1位
最新のデータによると、アブダビは世界でもトップクラスの賃貸収益が期待できる都市です。その背景には、経済の安定性や政府による物件供給の調整があり、今後も安定した成長が見込まれていることが挙げられます。
過去10年間のアブダビ不動産市場は、経済の成長、政策改革、そしてインフラの充実を背景に、着実な進展を遂げてきました。その動向を解説します。
価格の推移と安定性
● アブダビの不動産価格は、過去10年間で総じて上昇傾向にあります。特に高級住宅セグメントでの価格上昇が顕著で、一部の物件では10-15%の年次上昇率を記録したこともあります。
● 2024年第1四半期には、住宅価格が前年同期比で平均7%増加。全体的に安定した成長を示しています。
外国人投資の拡大
● ゴールデンビザ政策(2019年導入)が不動産市場を活性化させました。約200万ディルハム(約8,200万円)の投資で、長期滞在ビザが取得可能になり、海外投資家の注目を集めています。
● 日本を含む世界各国からの投資家が、アブダビの高級住宅や商業用不動産に注目しています。
賃貸市場の動向
● 賃貸市場は価格が安定しており、ゆるやかな増加を続けています。例えば、2023年の人気エリアであるアル・リーム島では、1ベッドルームアパートメントの年間家賃が約60,000ディルハム(約250万円)でした。
● 高級住宅市場の賃貸需要は特に高く、安定した利回りを提供しています。
人気エリアとプロジェクト
● ヤス島、アル・リーム島、サディヤット島は依然として人気のあるエリアで、高級住宅地としての地位を維持しています。
● 一方、アル・リーフやカリファシティは中所得層向けの住宅市場を支えており、手頃な価格の物件が豊富です。
将来の展望
● 新規プロジェクトの進展が市場成長を後押ししています。たとえば、サディヤット・ラグーンズやヤス・パーク・ゲートなどの大型開発が今後の供給を拡大すると期待されています。
● 政府の改革、安定した経済、そして観光業の成長により、不動産市場は引き続き世界的な注目を浴びています。
アブダビ不動産市場は、政策の自由化と質の高い生活環境によって、安定した投資先としての魅力を維持しています。不動産投資を検討する方には、安定した利回りと長期的な価格上昇の期待があるため、非常に魅力的な市場です。

住むだけでなく「暮らしを楽しむ」ライフスタイル
アブダビの魅力は、単に投資先として優れているだけではありません。実際に住む人々にとって、質の高い生活を送れる環境が整っています
① 治安の良さ
アブダビは世界一治安が良いです。夜道を歩いても安心できる環境は、移住者や観光客にとって大きな魅力です。
② 一流の教育と医療
国際バカロレア(IB)認定校や欧米スタイルの教育機関が数多くあり、子どもの教育環境が整っています。
また、医療レベルも非常に高く、最先端の医療サービスを受けられるクリニックや病院が充実しています。
③ 多国籍文化の融合
アブダビには世界中から人々が集まっており、国際的なコミュニティが形成されています。文化交流や多様な食文化を楽しむことができ、グローバルなライフスタイルが体感できます。

税制優遇とフリートレードゾーンのメリット
アブダビでは個人所得税がゼロ!さらに、不動産取引における税率も非常に低いです。こうした税制面の優遇は、他国からの移住者や投資家にとって大きな魅力です。さらに、特定のフリートレードゾーンでは以下のメリットがあります。
● 100%外資所有が可能
● 法人税の免除
● 簡素化されたビジネス設立手続き
特に起業家にとって、アブダビは理想的な拠点といえます。
戦略的なロケーション
アブダビの地理的な位置も大きな利点です。ヨーロッパ、アジア、アフリカの交差点に位置し、主要な国際市場へのアクセスが容易です。さらに、アブダビ国際空港はグローバルなハブとして機能しており、ビジネスや観光の拠点として最適です。
アブダビは、経済的な安定、魅力的な不動産市場、高い生活の質、そしてグローバルなアクセス性を兼ね備えた都市です。
未来を見据えた政策が進行中のこの街は、居住地としても、投資先としても、世界的に注目されています。
「新しいチャンスを探している」、「海外移住を考えている」そんな方々にとって、アブダビは理想の選択肢となるでしょう。
【物件情報】
アラブ首長国連邦(UAE)初の マンダリン オリエンタル プライベート レジデンスが登場。
1 ~ 5 ベッドルームの住居からなるコレクション、美しいミュージアムビューと伝説的なホテルのサービスを楽しめます。住居は全て家具付きです。
この特別なお住まいで、マンダリン オリエンタルならではの贅沢なライフスタイルを体験してください。
〈物件詳細〉
価格:1 ベッドルーム 102 平米〜 AED 6.2M 〜(日本円約2.6 億円〜)
平米単価:約250 万円(家具付き)
想定利回り:約8-12%(過去三年分の周辺相場に基づく)
完成時期:2028 年予定
支払い時期:工事の進捗により支払い計画があり(30% 支払い後売却可能)UAE ゴールデンビザの対象物件
デベロッパー:UAE で時価総額1 位AlDARAlDAR(民間と政府から資本が入っている半官半民の政府系企業)
