ギリシャのゴールデンビザ最新事情(2025年版)

株式会社アエルワールド代表取締役/株式会社ネクストナビ相談員 大森健史
地中海の青い海と古代文明の歴史を持つギリシャは、海外投資家から高い関心を集めてきました。中でも「ゴールデンビザ」は、長期滞在と資産形成の両方を実現できる制度として注目されています。
この制度では、一定額以上の不動産に投資することで、申請者本人および家族がギリシャに5年間滞在できる権利を取得できます。不動産を保有し続ける限り、ビザは更新可能です。また、他のヨーロッパ諸国と比較して、比較的低い投資額で申請できる点も大きな魅力です
2025年時点の最低投資額
ギリシャのゴールデンビザに必要な不動産投資額は地域によって大きく異なります。従来は25万ユーロが最低額でしたが、住宅価格の高騰や地元住民への影響を受け、2024年4月の法改正で以下のように引き上げられました。
・アテネ首都圏、テッサロニキ、ミコノス島、サントリーニ島、人口3,100人以上の島:80万ユーロ
・上記以外の地域:40万ユーロ
・一部の商業用・工業用建物を居住用に転用:25万ユーロを維持
この改正は、都市部や観光地での不動産価格の過度な上昇を抑え、地元住民の住宅取得機会を守るための措置でもあります。
主な申請条件とメリット
・最低投資額を満たす不動産を購入
・ビザは5年間有効で、保有継続により更新可能
・ギリシャに居住する義務はなく、更新時の訪問のみでOK
・配偶者や子どもも同時に滞在資格を取得可能
・教育・医療サービスの利用が可能
・不動産の自己利用・賃貸運用が自由
今後の展望
ギリシャのゴールデンビザは、他のヨーロッパ諸国が同様の制度を廃止・制限する中でも、高い人気を維持しています。ただし、住宅価格の上昇や地元住民への影響を背景に、今後さらに制度が見直され、規制が強化される可能性も指摘されています。
まとめ
ギリシャのゴールデンビザは、家族でヨーロッパに長期滞在したい方や、不動産投資を通じて資産運用を目指す方にとって魅力的な選択肢です。ただし、最低投資額や制度運用ルールは頻繁に見直されているため、最新情報の確認と専門家へのご相談をおすすめします。